こんにちは、soratoieです。
せっかくの連休キャンプに行くぞ!と思い立ってはみたものの、家族の予定と被っていたり世の中的にも外に出づらいという事もありキャンプに行くことができない日が続いていました。
とはいえ何もしないというのももったいない。
という事で前々からやりたいなやらなくちゃと思っていた事を、ついに実行に移すことにしました。
自分の部屋は在宅の仕事部屋になっているのですが、物置状態になっていて一日の大半を過ごす場所なのにごちゃごちゃした環境でとても気分が良い環境ではありませんでした。
せっかくキャンプギアがあるのだから好きなもので囲まれたテンションのあがる部屋にしたい!という想いから、キャンプギアを飾れる棚を作る事に。
時間だけはあるという事で連休を迎えるにあたって準備だけでもやっておこうと思ったら、なんと意外と一日ですべて終了!
という事で今回、DIY未経験の私がどのような流れでどう簡単にキャンプギア棚を作ったのかをご紹介していきます。
同じように棚を作ってみたいという方はぜひ参考にしてみてください。
目次
まずはじめに結論として伝えたい事。それは、
クオリティを求めなければ簡単!最初のハードルを乗り越えよう!
です。パーツを組み合わせてビスで止めるだけで、DIY経験がまったくない私でもキャンプ棚を作る事ができました。
もちろんこだわろうと思えばいくらでもこだわることはできると思います。
でもそれはあくまで慣れて経験を積んでからでいいのではないでしょうか。
キャンプもそうです、いきなり知識ばかりを詰め込んでこだわりすぎて身動きできなくては本末転倒。
色々試して経験を積み知った上で自分のこだわりを追求していきましょう。
私自身も、最初DIYを始めるのはこんな感じでとても腰が重かったんです。
- 塗装するのとか大変そう
- ヤスリがけめんどくさい
- 材料にいくらかかるのかわからない
- 何日もかけたくない
と、このように思っていたんですが全然そんな事ないんです!
- 塗装しなくてもいい
- ヤスリがけしなくてもいい
- 材料は2万円くらい
- 1日で終わります
じゃあ苦労なくできるのか、と言われるともちろんそうじゃない事もあります。
これは気合をいれないといけない。
- 設置場所を確保するための片付け
- 材料を買う
片手間にできるんじゃないかと期待してくれた人、本当にすまない。
これだけは私にはどうすることもできないんです…
でも…頑張ってほしいんだ…頑張った栄光の先に、きっと求める物があるはずだから!
さてそんな戯言を考えながらお片付けをし、設置場所を確保したら設置イメージを作りましょう。
紙とペンでなんとなくのイメージをつけてもいいのですが、よりわかりやすくイメージづくりをする方法があります。
それはスマホやタブレットで壁の写真を撮影し、その上から棚を絵で書いてみる方法です。
私の場合はipadに標準で入っているメモアプリを使って写真を撮影し、その上から絵を書いてみました。
スマホでやるのはちょっと難しいかもしれませんが、お絵かきが目的ではないので簡単な構図で構いません。
実際の配置でレイアウトを考える事で具体的なイメージ作りができるだけでなく、モチベーションアップにも繋がるので是非やってみてください。
大まかなイメージ作りができたら、次に棚を設置するためのサイズを測りましょう。
天井までの高さと壁面の幅をメジャーで測りメモします。
木材はどれくらいの大きさが必要なのか、という点については実際に購入する際に実物のサイズを確認してから計算するので、一旦ここでは仮で考えてメモをしておきます。
材料として必要なものと個数は予めメモしておくと後々便利です。
私はIKEAで購入したものがあったのでそれを使用しました。
木材に穴をあけたりビスを打ち付ける必要があるので、パワーのある電動ドライバーは必須工具です。
今後DIYを本気でやっていきたいという人や、IKEAやニトリなど自分で組み立てる家具を購入する機会が多い方はこの機会に購入してみてもいいでしょう。
昨今のDIYブームのおかげで、ホームセンターでも貸し出しサービスをやっているようですので、購入するのは気が引けるという人はレンタルしてみてもいいと思います。
設置場所を測って、どのサイズの木材が必要なのかを計算するにはメジャーは必須です。しっかりしたメジャーがあるとDIYのときに便利ですが、無印良品とかで売っている物でも構いません。
ただ壁のサイズを測る際には、巻き尺部分が柔らかいものではなく、スチール製の方が測りやすいのでおすすめです。
設置した柱が垂直になっているかを測るのに使う道具です。もしお持ちの場合は活用しましょう。
私は持っていませんでしたが水平器は購入せず、iPhoneに入っている『計測』アプリの水平器機能を使って測りました。
専用の器具に比べれば精度は劣りますが、アプリでも十分使用に耐えうるものだと思います。
ここまで準備ができたら最初にして最後の難関、資材購入です。
難関というからには何が問題なのかというと資材が大きくて一人で運ぶのが大変、ただそれだけなんです…
ネットショップで頼む方法もありますが、木材の柄や色感を見る事ができないのでホームセンターでがんばって購入しました。
今回は以下の材料をホームセンターで購入しました。
・2×4(ツーバイフォー)アジャスター 約900円×3セット
・2×4(ツーバイフォー)材 約500円×3本
・有孔ボード 約2900円×2枚
・杉無垢の板 約1300円×3枚
・チャンネルサポート(棚柱 1800mm) 約1100円×3本
・ブラケット(棚受け 200mm) 約500円×6個
・ビス(50本入) 約600円
合計:約20,800円
合計で約20000円くらいになりました。
大きいサイズの有孔ボードが意外と値が張る・・・相場を知らないのですが思ったより費用はかかったかも。
これ実は完全にやってしまった感じなのですが、ここまでお金がかかると思ってませんでした。
どちらにせよ予定していたキャンプが中止になったので、その分だと思えばいいんですけどね!(涙目)
2×4材を柱として取り付けるためにアジャスターというものを購入しました。
天井と床をこのアジャスターで突っ張ることで、壁に穴をあける事なく柱を建てる事ができます。賃貸でも取り外ししやすいし設置も簡単でおすすめ。
ただしアジャスター設置には天井までの高さから50mm短い2×4材を用意する必要があったので、カットの際には
天井までの高さ − アジャスター記載のサイズ=準備する2×4材の長さ
で2×4材の長さを計算しておきましょう。
ちなみにこのアジャスター記載のサイズ、TQOOLのアジャスターは50mmだったのですが、これはメーカーや商品によって異なるようです。商品ケースに記載されていますので、購入前にしっかり確認しておきましょう。
事前に資材をレジで購入してからカットになります。
私は島忠ホームズで木材を購入してカットしていただきました。
カットサービスコーナーで店員さんに声をかけるとメモを渡されるので、どの資材をどの大きさでカットするのか記載します。
サイズを記入するときはmm単位で記載しましょう。cm単位で記載すると、小数点を見間違えたり記載ミスがあったりして間違える可能性もありますので。
メモを渡したら店員さんがそのサイズ通りにカットしてくれます。
カットした端材はどうするか聞かれるので、処分するか持ち帰るかは自由です。
資材購入→資材カット→資材カット費用の支払
という流れなので、実質2回レジに並ぶ必要があるのが若干手間でした。
これはお店にもよるのかも。
さて、がんばって購入した木材を持ち帰ったらいよいよ組み立てです。
もうここまで来たらできあがったも同然です!(言い過ぎ)
メインの柱となる部分には、2×4材とアジャスターを活用して設置します。
2×4アジャスターといえばラブリコやディアウォールが有名ですが、今回私が使用したのはTQOOLの2×4アジャスターです。
TQOOLのアジャスターは天井面の見た目がシンプルで目立たず、2セットで入っている事もあってコスパが良かったです。もちろん1セットでの販売もされていました。
ラブリコとも迷ったのですが、ジャッキを上げるタイプなのでどうしても天井にジャッキ部分目立ってしまうため、こちらにしました。
天井部分と床部分の上下を逆さまにしてラブリコのアジャスターをとりつけていらしゃる方もいるのですが、転倒などの事故に繋がる恐れがあるそうです。公式からは上下逆に取り付けないように注意されています。
セット内容は左から、天井面キャップ、天井面キャップ用パーツ、床面キャップ、高さ調整プレート(2mm厚×2)で、これが2セット入っています。
まず床面キャップに2×4材をはめこみます。
カットされた断面部分は切りっぱなしなのですが、見えない部分なのでそのままはめてしまいます。とても簡単。
次に、天井側の2×4材にパーツを取り付けます。三角パーツ側に両面テープがはってあるので、そのままくっつける事ができました。
でもこれでどうやって高さを調節するのでしょう。
どうやら天井面キャップ内に入っているプラスチックパーツが調整ネジで締まる事で、高さ調整が可能になっているようです。つまり設置後にこのネジを締める必要があるわけですね。
キャップをはめてから調整ネジを締めると、両端のパーツが中央に寄って狭まることで高さを生み出すってわけ。
なるほど。
この穴に付属の工具を差し込んで調節ねじを時計回りに回すと、キャップが上にあがっていきます。
天井と壁で挟まれたせまい空間でネジを回す必要があるので、力が入りづらくこれがまあまあ大変。その点では、ジャッキを回すだけのラブリコの方が簡単かもしれません。
しっかり突っ張らせて、力をいれても柱がずれなければ設置完了です。
これを柱分繰り返して設置します。
次に設置した柱に有孔ボードを取り付けます。
電動ドライバーを使ってビスで止めていきましょう。
ボード自体の重さもそこそこありますので、外れないようにしっかり留めておきましょう。
当然ですがビスは2×4材にあたるように留めてください。壁に穴をあけても私は保証できません。
電動ドライバーでビスを留めていくと、それなりの音が出ます。
できる限り迷惑にならないようにして、実施するのは日中にしておきましょう。
有孔ボードを取り付けたらもう完成は間近です!
あとは棚を設置するためにチャンネルサポートを取り付けていきます。
チャンネルサポートというのは可動式棚柱の事で、棚受け(ブラケット)と組み合わせて設置する事で、自由な高さに棚を取り付ける事ができます。実際に設置してみてこれがとても便利でした。
ブラケットのサイズは、設置する棚板の幅にあわせて購入すると良いと思います。
まず棚柱をビスで固定します。
この穴の部分がいい感じに有孔ボードの穴にはまってくれるかと思いきや、そんな事はなかった。
それぞれの柱部分に取り付けました。
次に棚柱に棚受ことブラケットを取り付けていきます。いったん真ん中の柱は使わずに、左右の棚柱に取り付けていこうと思います。
今回購入したブラケットのサイズは棚板の幅にあわせて200mmにしています。
差し込んではめるだけ。とても簡単。
左右で高さが変わらないようにだけ注意してください。
どうでしょうか。いい感じではないでしょうか。
あとはここに杉無垢の棚板を乗せるだけです。
本当に乗せるだけなのですが、棚受けの先が引っかかるようになっているので落ちる心配はありません。
ただ安全面を考慮すると、棚受けはビスで留めるタイプでも良かったかも知れませんね。
あとはお気に入りのキャンプギアを配置して完成です!
好きなキャンプギアを眺めたいというのが目的なので、収納というよりは鑑賞目的として使って行こうと思います。
ここにコーヒー器具とかを置いていってもいい感じになりそう。
ちなみにこの対角側には写真に写せない感じでギアがごちゃごちゃしています。
これもいつか片付けないと・・・
棚の下部には目隠しにもなるので無印の頑丈ボックスを配置しました。最近ではそっくりなトランクカーゴもたくさん出ていますね。
頑丈ボックスの下に無印のポリプロピレン平台車を設置しておくことで、頑丈ボックスをスムーズに移動させる事ができるようにしています。
特にボックスが重いと腰痛持ちの私にとって死活問題だったので、これ地味に便利です。
午前中に資材を購入して夕方には設置が完了したので、ものすごくスムーズにできたのではないでしょうか。
DIY経験がない私でも簡単にキャンプギア棚を設置する事ができました。
ここからさらにクオリティをあげるには、棚板を塗装したりヤスリがけすると良い感じになりそうです。棚板も手軽に取り外す事ができるので時間がある時にでも試してみましょう。
お気に入りのキャンプギアをおしゃれに飾りたい方、ぜひDIYでキャンプギア棚を作ってみてはいかがでしょうか。
顔をにやけさせながら時間を忘れて見入っていまう事間違いなしです!