こんにちは、soratoieです。
冬のキャンプにおいて暖房器具は必須とも言えるキャンプギアです。
特に標高が高い所では冬の前後で気温が一気に下る事が多く、日が落ちて暗くなると一気に冷え込んできます。
気温もマイナスになることはざらにあります。
そしてこの時期にキャンプをやって楽しめなかったという理由の大半が、寒さで楽しむどころではなかったという声です。特に日が暮れてからと夜寝るときがあまりにも寒くて一睡もできなかったという話はよく聞きます。
防寒具を着て焚き火をしたり、湯たんぽしてれば暖が取れるでしょ?って思っていませんか?
本当に!
その考えは!
危ない!
と言うことはお伝えしておきます。
冬キャンプを楽しむためにも、そして命を守るためにも、暖を取るためのキャンプギアはしっかり準備していく必要があるのです。
うちで冬キャンプに向けて導入したストーブが最強でカッコよくオススメなので、今日はこちらを紹介します。
目次
キャンプ好きにはトヨトミレインボーでおなじみのTOYOTOMIが、2019年より展開した、GEAR MISSIONシリーズの大型石油ストーブがこの、GEAR MISSIONのROUNDTYPEです。
冬の暮らしを快適にするアイテムといえば石油ストーブ。タフなデザインに仕上げた特別モデル「GEAR MISSION」はアクティビティで冷えた体をしっかり温める。頼もしい相棒とこの冬を全力で楽しもう。
GEAR MISSION 公式サイトより
インドアでもアウトドアでも冬を楽しむためというコンセプトで、仕上げられたギア。
対流系ストーブ:KS-GE67(G)
暖房能力
このストーブの暖房能力はエアコンの比ではありません。
メーカーの伝えている暖房能力の畳数目安では木造戸建で17畳、コンクリート(集合住宅)で20畳ほどの能力だそうですが、木造戸建で20畳でも十分な暖房能力を持っています。全開運転をしている場合であれば暑くなるほど。
冬キャンプでも、テント内では十分暖かく過ごす事ができます。
見た目
まるで軍の装備品であるかのようなオリーブカラーの風合いと持ち運びのしやすさなど全く意に介さないといった大きさ。これがたまらなく心をくすぐります。
火力も高いので、天板部分に鍋を置くと煮込み系の料理と非常に相性が良いです。
以前これを使ってキャンプへいった時には、ポトフを作ったりすき焼きにしたりと体の外側だけではなく内側から温める事ができるのもとてもうれしいですね。
寒い季節には鍋物が一番。
我が家では基本的にキャンプギアを家でも活用しています。というより、家でもキャンプを味わいたいという思いがあるので、キャンプと家の両方にあっても違和感のないギアを家庭内で使用しています。
天板にケトルを載せて加湿することで、乾燥を防ぐ事ができます。
ちなみにケトルはFIRESIDEのレトロホーローケトルを使っています。文字通りレトロなんですけどホーローでとってもカッコいい
家で使うときはこのストーブで部屋を一気に暖めて、空気が暖まったところでエアコンに切り替えましょう。
一気に空気を温める灯油ストーブのパワーと、低燃費で暖かさを維持する事が得意なエアコンの両方のメリットが活かせます。
そのため暖房全部をエアコンで賄うよりコスパは良さそうです。(検証したわけではないのであくまで個人の感覚です)
燃費
単体の暖房器具としては燃費は悪いです、燃料タンク満タンで燃焼時間は10時間ほど。
朝方や日が暮れてからなど使用頻度が多い冬キャンプで、2泊3日する場合は足りませんでした。
別途燃料タンクに灯油を追加して持っていく事をおすすめします。
テント外では真価を発揮しづらい
ストーブの前面を温めるような構造ではないので、意外とストーブの真横にいてもそこまで暖かさを感じる事はありません。屋根のないような屋外で使用するときは、暖まった空気がそのまま逃げ出してしまうので意味がないのです。
このストーブは対流式ストーブであるため、暖めた空気は上に上昇していきます。
対流式ストーブは冷たい空気がストーブにより暖められて上昇気流に乗り、また下におりてきた冷たい空気がストーブにより暖められる…というのを繰り返すことで部屋を暖める仕組みです。
対流式ストーブはターブの中であったりテントの中など、暖めた空気を逃しづらいような空間で真価を発揮します。
キャンプでも、利用するシーンによってどのストーブの力が発揮できるのかはしっかり理解しておきたいですね。
※幕内で利用する事を推奨する意図はありません。利用する場合は一酸化炭素チェッカーを必ず利用し、自己責任においてお使いください。
重量も最強
本体の重さがは11kgですが、もちろんそれに加えてタンクに入れる灯油の重さが加わります。
タンク容量が6.3Lとなっているので、満タンに入っている場合は17kg前後の重さとなるのは覚悟しておきましょう。
2重のタンク構造になっているため、万が一転倒した場合でも灯油がこぼれにくい構造となっています。
正直このストーブを横にして持ち運ぶシーンが想像できないですし、重量だけでなく形状的にも倒れづらい形になっているので大きな心配はないでしょう。
とはいえ、あくまでこぼれにくい構造との事なので、心配な人は灯油タンクを用意していく事をオススメします。
発売当初は今回ご紹介したオリーブカラーのみでしたが、2020年からはコヨーテブラウンが追加でラインナップに加わりました。どちらも人気商品になっていますので、興味があるかたはぜひチェックしてください。
今回紹介した高暖房能力ストーブタイプの他にも、レインボーストーブと反射形ストーブのGEAR MISSIONシリーズも存在します。
どれもカッコいいのでぜひ自身の合うタイプを探してください。