こんにちは、soratoieです。
みなさんは焚き火台は何を使っているでしょうか?
焚き火台はキャンプギアの中でも特に種類が豊富なものの一つです。
最近ではメジャーなアウトドアメーカーだけでなく、海外のメーカーやガレージブランド、クラウドファンディング制作など多種多様な焚き火台が世に出ていますが、どれも魅力的な商品ばかりなので何を買えばいいのか迷ってしまう人が多いのではないでしょうか。
自分が焚き火台に求める条件がなんなのか、どういう基準を大事にしているのかを持っていないと、あれも欲しいこれも欲しいとなってしまうので注意したいですね。(自戒・・・)
今回は私が使用して3年になるピコグリル760という焚き火台をご紹介します。焚き火台を探している方はぜひ参考にしてみてください。
目次
ピコグリルというのはスイスSTC社が製造している、ステンレス製の軽量薄型の焚き火台です。
昨今いろいろなブランドが軽量薄型焚き火台を販売されていますが、その中で先駆者として一番はじめにキャンプギアとして出回ったのはこのピコグリルになります。
私も焚き火台に求める基準が定まるまでいくつも焚き火台を購入しましたが、もう焚き火台はこれ一台で十分!と感じる事ができたのが、スイスSTC社製の焚き火台であるピコグリルでした。
ピコグリルには主に、A4サイズのピコグリル398と、調理のしやすいピコグリル498、そしてA3サイズのピコグリル760があります。
世間一般で有名なのはピコグリル398ですが、私はあえてピコグリル760を推したいので今回はピコグリル760の魅力に迫ろうと思います。
元々は芸人であるヒロシさんがYoutubeで公開しているキャンプ動画を見て興味を持ち、その後も多くのキャンプ場でキャンパーが多く使っている様子を見て知りました。
どの焚き火台よりも薄くて軽くて組み立てやすそうと感じていたので、いろいろなキャンプ場で見かける度に奥さんにそれとなくアピールし続けていたのですが、カッコ悪いと言われ続け実は購入を諦めていました(笑)
出会いは、東京の若洲キャンプ場で実施された薪割クラブというイベント。
そこに参加した際に、ピコグリルの正規代理店であるPikari outdoorshopさんが出店していました。
最初はあまり興味がなさそうにしていた奥さんでしたが、気にしていたポイントをPikariのオーナーさんが丁寧に説明してくれ、むしろ奥さんも乗り気になり購入することができました。その説はありがとうございます!
最近はコロナ渦でこういったイベントもなかなか参加できなくなっていますが、直接話しを聞くというのも楽しみの一つですね。
自分が焚き火台に対して求める条件というのが、数年キャンプをやっていくなかで3つあることに気が付きました
- 軽量であること
- 収納場所をとらない事
- 設置が手軽であること
人によってはその条件が価格であったり頑丈さであったり違うと思いますが、自分の場合はこの3つが必要な条件でした。
キャンプをする時は車で移動がほとんどなのですが、いくら車とはいえ家族を連れたり防寒具を満載にしていく事を考えると少しでも収納スペースは余裕を持って確保したいものです。
家での収納場所も必要になるので、場所を取らない事が必要でした。
またキャンプをイベント事にしたくなかったので、いつでも気軽にいけるようななるべく手間を省くようなキャンプスタイルにしたかったというのも理由です。
軽量ですぐに持ち運びができて、設置もできる限り楽にしたかった。
そこにジャストでハマったのがピコグリルでした。
魅力的なのはやはり軽さ・設置のしやすさですが、一番気になっていたのが耐久性でした。
イベントでもピコグリル398とピコグリル760の両方を展示していましたが、見せてもらったピコグリル760は5年ほど使い込まれている代物だったので、それだけ使ってもまだ使えるというのは驚きでした。
ピコグリルは薄いステンレス板のため、ずっと火床として使っていると薪の重さなどで変形して反ってきてしまいます。ただピコグリル760はステンレス板のサイズ自体が大きいためピコグリル398と比較して変形しづらいです。
ちなみに変形してしまったステンレス板も使用面を逆向きにする事で、逆側に曲がるため変形を直すことができるそうです。
うちのピコグリルはまだそこまで至っていないですが、そうなった際には試してみようと思います。
ピコグリル760の設置は驚くほど簡単です。
折りたたまれているステンレス製のフレームを設置して、その上に火床を広げて差し込むだけで完成します。その間およそ10秒、子供でもできます。
ピコグリル398では火床のくぼみにフレーム部分を挟み込む形となっているため、ずっと使い込むと熱による変形でしっかり噛み合わなくなるケースがあると聞きますが、760は穴に差し込むようになっているのでそのような事は発生しづらいです。
大きさはピコグリル398のなんと2倍もあります。
そのためピコグリル398で置けないような、大きいタイプの40数センチサイズの薪を無造作におけるのは非常にありがたいです。
ただし折りたたんでもA3サイズのため、劇的に小さいかと言うとそういうわけではありません。ただステンレス板でとにかく薄いため(全部かさねても15mmほど)、持ち運びのときも荷物の隙間に挟み込める利点は大きいです。
ほぼ荷物としてカウントする必要がないくらい。
くの字に折れ曲がっているため空気の通り道がしっかりしており、非常に燃えやすいです。一方で、近年流行りの2次燃焼を起こすようなものではないので、燃え残りがないようには注意してほしいですね。
ちなみに画像のように焚き火熱を利用して、ピザやソーセージを焼く事もできますよ。
空気を通すためのスリットがあるため、どうしても地面に灰が落ちてしまう可能性があります。地面へのダメージも気になる事から直火禁止のキャンプ場が大半であるため、焚き火シートのように地面を保護するものは用意すると良いです。
近年Amazonなどではピコグリルに限った事ではありませんが、模倣品が数多く出回っています。
安価にキャンプを楽しむ事ができるようになり昔に比べて敷居が低くなっている事は1キャンパーといて喜ばしく思いますが、ピコグリルは著作物であるため、模倣や複製は許可されていません。
製作者とpikariさんのような日本に広めてくれた販売代理店の想いや労力、そして何よりクオリティを考えるとぜひ正規品を手にとってもらいたいです。
色々な焚き火台に目移りしてしまうでしょうが、キャンプを楽しむためにもいろいろなギアを探して楽しんでもらいたいです。
焚き火台以外にもたくさん魅力的なキャンプギアがありますし、自分自身にとって今の所これ以上のものはない!と思えるような自分だけの至高の一品を見つけ出していくのも楽しみの一つではないでしょうか。
ピコグリル760はPikari outdoor-shopで購入いただけますので、この記事を見て興味をもっていただいた方はぜひお試しください。