キャンプに行った時の楽しみってたくさんありますよね。広大な自然でゆったりとしたひと時を感じたり、おいしいキャンプ飯に舌鼓をうったり、焚き火で心を落ち着かせたり・・・
そんな私の楽しみの一つがキャンプ先で出会う温泉や銭湯です。
キャンプでかいた汗を流し、心と体を芯から温めるのがすごく好きです。
キャンプでお風呂に入るときには皆さんタオルを持っていっていますか?
入浴する際にはフェイスタオルやバスタオルを持っていっていったり、レンタルする方法もあります。
ただ、観光地の温泉施設ではレンタル料が馬鹿にならないし、持っていくのは持っていくので荷物にもります。
特にファミリーキャンプだと人数分のタオルを持っていくのはかさばって大変!!
ここで私が強くおすすめしたいのが、手ぬぐいです。
うちでは普段手ぬぐいを使っていたのでそれを持っていく事にしたのですが、これがかなり便利。
昔は銭湯や入浴で手ぬぐいを活用されていましたが見かける機会が減っていた手ぬぐいが、改めてキャンプでもとても活用できるものであったのがわかりました。
今回はキャンプに持っていくときの手ぬぐいのおすすめポイントを紹介していきます。
目次
先に結論をお伝えすると、手ぬぐいがキャンプに適している理由は下記の4つです。
それぞれ順番にお伝えいたします。
- 持ち運びにかさばらない
- 吸水性が高い
- 速乾性が高いので衛生的
- オシャレ
手ぬぐいは木綿で平織りの布でできています。生地自体は丈夫ですがとても薄いので折りたためば数ミリの厚さです。折りたたんで3、4枚重ねてもっていっても大した量にはなりません。
ただでさえ荷物は極力減らしたいというキャンプでは、タオルを持っていってしまうと収納スペースを大幅に占拠してしまいます。
これが一人だけであればまだ良いですが、もし家族分もっていくとなるとそれだけでリュックが一つ埋まってしまいますね。
これを手ぬぐいに変更するだけでも、かなりかさばらずに持ち運ぶ事ができます。
手ぬぐいっていってもタオルに比べて全然水吸わないでしょ?体を拭くのには物足りなくない?って思っていませんか。
昨今、手ぬぐい自体を使ったことがない方も多いのでそういった認識の人も少なくないと思います。
手ぬぐいの生地は一般的に和晒(わざらし)と呼ばれる製法で作られています。
この製法は生地にストレスをかけないため生地に毛羽立ちが残り、糸が無理やり引っ張られたりしていないので、多くの空気を含んだ柔らかい生地に仕上がります。
つまり空気を良く含んでいて、水を抱え込める場所が多いため水を良く吸うのです。
使い込むほど柔らかく手に馴染むようになるので、愛着も湧きやすいです。
料理する時はエプロンのポケットにから垂らしておけば、いつでも手が拭けます。
水を溜め込みやすいということは逆に水を吐き出すのも容易です。
手ぬぐいは薄手で絞るのもカンタンなので、体を拭いて吸水された水分を楽に絞り出す事ができます。
お風呂に入った場合も、体を拭いて絞るを2〜3回くらい繰り返すだけで十分に体の水分を拭き取ることができます。
入浴につかった手ぬぐいは石鹸などで洗って干せば、すぐに乾きます。
薄手なので乾きやすく速乾性が高いのが手ぬぐいの大きなメリットです。
ちなみに手ぬぐいの端は縫われていないのですが、これは清潔を保つために水切れをよくし、早く乾くようにという工夫なのです。
これはキャンプに最適な理由と言っていいのかわかりませんが、あえて断言します(笑)
キャンプではごちゃごちゃしたギアの目隠しに使ったり、家の中ではほこりよけやタペストリーとして絵のように飾って楽しむのが良いです。
手ぬぐいは実用性も高いのですが、インテリアとしてもオシャレなんです。
昔ながらの和柄だけでなく、北欧柄だったりいろいろなデザインがあります。
手ぬぐいの両端は切りっぱなしになっているのでタオルのように縫われていません。先にお伝えしたとおり、水切れよくするという目的もあるためです。
そのため、使ってくるとどうしてもその部分から糸のほつれがでてきてしまいます。
でも安心してください。
使い始めのうちはほつれていても、日々使って生地が馴染んでくると、段々とそのほつれもおさまってきます。馴染んできたらほつれた糸を切れば、新たなほつれは出にくくなります。
これは致し方ないのですが、使い始めの手ぬぐいはノリが効いています。
なので最初のうちはゴワゴワしていて、体を洗うにしろ拭くにしろ肌なじみがよくなく、吸水性もあまり高くありません。
ですがこれも使って洗う事を繰り返すうち段々と馴染んで来ます。馴染むと驚くほど柔らかく肌になじんでくれてとても心地が良くなります。
これが手ぬぐいを育てる醍醐味かもしれません。
買っていきなりキャンプへ持っていく!というよりは、できれば普段家庭で使ってみてから持っていくことをオススメします。
暖かい入浴施設での使用であれば問題ありませんが、シャワーなど寒い場所で体を拭く場合は注意してください。
何度か体を拭いて絞るを繰り返すため、寒い場所だと体が冷えてしまいます。
ふっくらしたタオルで体を拭く温かみには敵わないので、寒い場所で体を拭くのは注意しておいたほうがいいかもしれません。
手ぬぐいが色々なシーンで活用できる事、そしてキャンプにタオル代わりに持っていくのもオススメだという事、おわかりいただけたでしょうか。
普段使いとしても活用できる手ぬぐい、キャンプにもアリです!
最近は手ぬぐいそのものを見る機会が少ないようじ感じますが、通販だったり手ぬぐい専門店のようなものもあります。
また実は100円ショップにも置いてありますので、注意を向けると目につく機会も増えるかもしれません。
うちでは手ぬぐい専門店のかまわぬというお店で購入している事が多いです。
少し値段はするのですが、数年は平気でもつのでタオルを買い替えたりダメにするよりよっぽどコスパはいいです。
柄もいろいろな柄があり、見るだけでも楽しいので機会があるときはぜひ足を運んでみてください。