こんにちは、soratoieです。
最近、キャンプ場でのキャンプギア盗難事件が増えていることに気づきましたか?
かつては考えられなかったことですが、キャンプがブームになり、高価なギアが普及するにつれて、盗んで売る人が増えています。悲しいことに、キャンプでも防犯対策が必要になってきています。
キャンプ場での盗難対策に注意すべきポイントは、テントサイトを無人にしないこと、離れるときはギアを車にしまったりテントに収容して鍵をかけること、隣人と挨拶を交わすことなどです。
このたび、OnLoadからキャンプ場で防犯に役立ちそうなセンサーライトが登場しましたので、実際に使ってみてその効果を検証してみました。
キャンプ場での防犯対策としてセンサーライトは役立つのでしょうか?実際に使ってみた感想をお伝えします。
- キャンプの防犯を考えている人
- キャンプギアの盗難を防ぎたい人
- センサーライトが盗難対策に有効か気になっている人
- テントにセンサーライトを設置してみたい人
目次
実際にセンサーライトを使ってキャンプを過ごしてみた結果、盗難にあわずに無事にキャンプを過ごせました。
が、そもそもセンサーライトは防犯に役立つのでしょうか?
早速ですが私としての結論はこうでした。
- センサーライトでは「確実」に盗難防止する事はできない
- 心理的な盗難予防と思っておく
- キャンプにセンサーライトがあると便利なので、併せて対策の一つになると考える
センサーライトですが盗難対策になりえるのでしょうか。
私は下記の2点が気になってしまったポイントでした。
センサーライトの仕組みとして、センサー範囲内に動きがあった場合にそれを感知して明かりが点灯します。これが夜中に突然点灯して何事かと大慌てする事件がありました。
結局、私の設置場所に問題がありテントの揺れでセンサーが誤検知してしまったという事で胸をなでおろしました。
温度変化からも動きを感知するようなのですが、風で揺れたタープを検知してしまったり設置場所などにも影響されるので、必ず信頼できるというわけではありませんでした。
近辺に動くものがないかを確認した上で、設置するよう設置場所を工夫する必要があります。
ここがあらためて一番重要なポイントだと感じました。
当たり前ではありますが、万が一悪意を持った人が夜間に盗みに来たとしても無人であれば盗難はできてしまいます。特にキャンプギアは軽量な物が多いですから、短時間でさっと持ち運ぶ事ができてしまいます。
とはいえ犯人からしてみれば、センサーライトをつけているという事は、『もしかしたら他にも防犯対策を施しているのかもしれない』といったような疑心を生じさせる事も可能です。
盗難に手間暇がかかるようであれば発見されるリスクがあがる事から、そういった場合にはから盗難する事を避ける傾向があるようです。
ですが昨今ではテントごと盗む輩もいるそうなので、絶対ではないことを考えるとこれだけで安心というわけにはいかないと思います。
とはいえキャンプギアとしてのセンサーライトは実際に使ってみて非常に便利だと感じました。
夜中にシュラフから出てトイレいく際に、暗い中からランタンを探して足元を照らし、ランタンを持ったまま片手で靴を履いて…といったように夜中に起きてトイレ行くのめっちゃ大変ですよね。
センサーライトが設置してあれば、センサーが自分の動きを感知してその動きを感知して自動的に照明がつき、周囲を照らしてくれるのでとても便利でした。
動きがなくなれば時間が立つと自動的に消えてくれるのもありがたかったです。
照明部分の反対側がソーラーパネルになっているので、日中は陽の光にソーラーライト向けて充電しつつ、夜はセンサーライトとして使うといったことが可能です。
このために電池を購入してセッティングする必要がないので、災害時の役にもたちます。電池は必要ありませんが、逆にいえば太陽電池で充電しておかないと電気が足りなくなるので、そこは要注意です。
今回使ったLEDセンサーライトは巨大なクリップ形式なので取り付けは簡単!固定したい場所に挟むだけです。
ポールにもしっかりひっついてくれます。
今回LEDセンサーライトとして使ってみたのはOnLoadのクリッパです。
オンスクエア株式会社のデジタル機器ブランド OnLoad から販売されているソーラー充電式のクリップ型LEDセンサーライトになります。
名前から想像できるように、クリップのように挟む事ができるので色々な場所に柔軟に設置する事ができ、さらに明暗センサーと人感センサーを駆使して、複数のモードで自動発光する機能を備えています。
特徴としてソーラーパネルと一体型になっているので日中は太陽光で充電して、その電力を夜間に照明として活用する形になります。
ある程度は防塵防水性能を持っているので、キャンプ場での土埃や雨程度の水であれば防ぐ事ができアウトドアで活用する事ができました。
長さ×幅×高さ:約98×100×175mm
重量:285g
バッテリー:リチウムイオン充電池 3.7V 2000mAh
明るさ:全光束約350ルーメン
点灯時間:常灯モードで最長約10時間連続発光
色温度:6500K(昼光色)
丸いドーム状になっている部分がセンサーレンズになっていて明暗・人感センサーになっています。
センサーの下にある小さな丸いボタンが、点灯モードを変えるボタンになっておりボタンを押すたびに順々に3つのモードに切り替える事が可能です。
ただ、いま現在何のモードになっているかが表示されるよな仕組みがなく、わかりづらいのが難点でした。
- 微灯モード:周囲が暗くなると20%の明るさで発光。動きを感知すると100%の明るさで発光し、その15秒後にまた20%の明るさに戻る
- 消灯モード:周囲が暗くなっても発光しない。動きを感知すると100%の明るさで発光しその15秒後に消灯する
- 常灯モード:周囲が暗くなると20%の明るさで常時発光
100%の発光状態で明るさはなんと350ルーメンあります。
話題のコンパクトLEDランタンであるGoalZeroが最大で150ルーメン、コールマンのマルチパネルランタンではMediumモードで200ルーメンです。
それと比べても十分な明るさを持っています。
常灯モードにした場合は5分の1の約70ルーメンになりますが、それでも一般的なLEDランタンのLOWモード程度の明るさはあるので簡易的なLEDランタンとしても使用できます。
LEDの光の色、つまり色温度はケルビンで表すのですがこのクリッパは6500ケルビンという色温度になります。
わかりやすく例えると昼光色です。
写真でも分かる通り、サイトの雰囲気にもよりますが残念ながらアウトドアにそぐわない光の色になっています。
OnLoadもこのポイントには気がついたようで、色温度を温白色に変えてカモ柄に塗装したアウトドアモデルクリッパというのも販売されるようになりました。
でも既に持っている方もご安心ください、ちょっとしたDIYで色温度を変える事ができるんです。
後日記事化しますのでお楽しみに!
近寄ると自動的に明かりがついたら、心理的に盗難しづらくなるのは間違いないでしょう。
周りに人がいるような状況で、いままでサイトが暗かったのに、突然明かりとともに見かけない人がギアを持ち運んでいたら怪しいこと確実ですね。
とはいえ、サイトの周りに気づいてくれるような人がいなかったり、盗まれているという状態に気づく事ができなかったら意味がありません。
それを考えると、センサーライト一つで盗難対策になるかというと難しいと思います。
前述したようにセンサーライトを取り付けているという事で、あなたが盗難防止に気をつけているよというのをアピールする事はできます。
盗難対策をしているよ!という事をアピールしつつ、近所のキャンパーさんに声掛けをして注意をはらったり、これとは別にギアの保管時には鍵をかけたりなど、物理的にも盗難を阻止するように気をつけると良いでしょう。