こんにちは、soratoieです。
いざキャンプへ行こうと思ってキャンプ場を予約したあと、当日までを過ごす間に気になる事の一つが天気予報です。
キャンプ予定日が近づくにつれて天気予報が正確になってくると、だいたい当日に雨が降るのかどうかがわかるようになると思います。
雨であることがわかってくると、憂鬱になりながらキャンセル料の発生時期を加味し、そして泣く泣くキャンセルをする…そんな方も多いのではないでしょうか。
私は頻繁にキャンプに行けるわけではなく行けるタイミングが限られている事もあり、多少曇りや雨の予報でもキャンプに行きたいという想いの方が勝り続けていたのですが、ほぼ毎回何らかしらの形で雨に振られておりました(涙)。
しかしその中で試行錯誤をし続けた結果、ついに雨であろうと気にせずキャンプに行ける体になったのです!
今回はそんな雨予報でもキャンプを強行する私が、天気が悪い時の撤収方法とそのポイントをお伝えします。天気が悪いとキャンプへ行くのに気後れしてしまう…という方はぜひ参考にしていただけると幸いです。
- オートキャンプへ行くキャンプ初心者
- 本記事は雨が降ったり止んだりと天候が不安定な場合のキャンプを想定しています
- 最初から最後までずっと雨が振り続けている状態は、むしろ雨を楽しんでください
目次
何事も事前準備が大切です、天候が不安定であるとわかっている場合は次のような道具を準備しておく事をオススメします。もちろん可能であれば、キャンプギアをしまうコンテナなどに常備していてもいいと思います。
万が一雨が降った状態でテントを片付ける場合、そもそもキレイにたたむのも難しいですし、テントの収納袋にいれてしまうと泥で汚れてしまいます。そんな時のためにテントが入るビニール袋を用意しておきましょう。
テントの収納時サイズよりもかなり余裕を持った大きさがいいです。
たたむ余裕がないときはビニール袋にテントを雑に突っ込んでしまう事で、車や収納袋は汚さずに片付ける事ができます。
家に帰って使い終わったビニール袋はゴミ袋として使えば無駄にもなりません。
グランドシートを使えば、土や砂利のサイトの上など地面がぬかるんでいる状態であってもその上でギアを片付ける事ができます。芝や草原サイトであればそこまで汚れはしないでしょうが、これがあると何かと便利です。
もちろんブルーシートとかでも良いと思いますが、防水&頑丈で何度も使えるグランドシートがおすすめです。
雨の中で片付けをするには両手が自由に使えるよう、レインコートは用意しておくと良いでしょう。傘を差しながら撤収作業は現実的ではありません。
少し雨や泥で汚れてしまった時に使います。もし雨が止んだ場合はテントの水滴を落とすのにも活用できますよ。
天候が悪い時には、必ず天気予報でチェックアウトする日の天気を確認しましょう。
これは当然ですね。
一番最悪なのは何もプランニングせず、『そろそろチェックアウト時間だし撤収するか』と思ったら雨が降ってくるパターンです。
そうなってしまったら最後、どしゃぶりの中必死になりながらテントサイトを片付ける羽目になります。
そこで私がオススメするのが、天気予報だけでなく雲の動きまで予測して確認できる天気予報アプリです。例えばYahoo天気アプリでは雨雲レーダーで最大で15時間後の雲の動きを予測して表示してくれたりします。
絶対に予報があたるというわけではありませんが、少なくともこの時間くらいに雨雲が近づいてくるというのが予測できるので、逆算してその前に撤収を終わらせるように時間を調整する事ができるというわけです。
Yahoo天気の他にもウェザーニュース、スマートニュースなど雨雲レーダーが見られるアプリはたくさんありますので、ご自身が使えるアプリをダウンロードして使ってみてください。
基本的に天気が不安定な時の、撤収準備は『雨が降り出すより前に終わらせる』が鉄則だと思います。
私は前述した天気アプリで何時頃に雨が降り出すのかを前日に把握し、それに応じて撤収パターンを次の2パターンのどちらにするかを選択して撤収作業を開始しています。
このパターンでは雨が降り出す予想時間を見て、朝の何時に起床して撤収を開始するか判断します。
具体的には下記のように考えます。
- 起床時間+朝ゆっくり楽しみたい時間+撤収にかかる時間+2時間の余裕
私はキャンプの朝はかなり早起きなので、朝5時には活動を開始します。でもせっかくのキャンプなんですから、できる限りはゆっくりしたいですよね。
キャンプで食べる朝ごはんだって最高!なのでその時間も加味してスケジュールを決めます。
2時間の余裕は、雨が早めに降り出した場合や撤収に予定以上に時間がかかるケースを想定して設けています。
そうすると
AM5:00
AM5:00-AM7:00
AM7:00-AM8:00
AM8:00-AM10:00
AM10:00-
上記のようなスケジュールとなり、予想降雨時刻がAM10時以後であればこのパターンで余裕となります。
AM9時頃に雨が降り出しそうであれば起床時間を早めたり朝ゆっくりしたい時間を少し短めにとり、
AM11時頃に降り出しそうであればもう少しゆっくりできるね、などと調整していきます。
人によってそれぞれ条件となる時間が違うと思うので、自分自身の時間をあてはめて、何時に起きて何時から撤収を開始すればいいのかを判断してください。
このパターンではテントは雨に濡れた状態で片付ける事を覚悟します。できる限り前日に撤収できるものは撤収しておきましょう。
まず晩ごはんは少し早めの時間に食べて終えてしまいます。
撤収作業のため夜中に車のドアを開けたり閉めたり、ガサゴソするのは就寝している人の迷惑になりますので、他の人達が晩ごはんを食べたりお酒を飲んだり少しにぎやかな状態のうちに作業を終わらせてしまいましょう。
ポイントとしては『楽しみたいものは残す。すべてを片付けなくても良い』です。
雨が降るとはいえキャンプを楽しむ気持ちを抑える必要はありません。
例えばどんなに大変でもギリギリまで焚き火を楽しむんだ、という方はそれは次の日に片付けるのでも良いでしょう。
当然寝るのに必要なシュラフだったり、翌朝の朝食や朝ゆっくりするのに必要なものは残しておきましょう。
朝ごはんはできる限り洗い物が発生しないようなもので済ませてしまうのも手ですね。
他にも焚き火は早めに終わらせて焚き火周りのギアは片付けてしまったり、テーブルは他のものを代用するなど翌日に必要でないものは前日のうちに片付けてしまいましょう。
パターン2の場合や、それでも当日の予測が外れて撤収前に雨が降り出してしまった場合は、テント・タープなどの屋内ででできる片付けをすすめるようにしましょう。
シュラフやコット・チェア・テーブルなどはグランドシートを地面に敷いておけば片付けがしやすくなります。テント・タープ下であればそんなに地面も雨に濡れていないはずなので、その上にグランドシートを敷いておけばギアをあまり汚さずに片付けが可能です。
またオートキャンプであれば車は横付けできると思いますので、できる限りテントに車を近づけておきましょう。
SUVなどハッチバックタイプであれば、後部荷物室の扉を開けっ放しにして屋根代わりにすると良いですね。
最後に、雨に撤収前に雨が降り出してしまったり、撤収日前に雨が降り出したときのテント・タープの撤収です。
ここで活躍するのが大きいビニール袋です。
車にそのまま詰め込めるようであれば、テントはビニール袋に突っ込んでしまいましょう。もし多少たたまないと車に入らないのであれば、軽くたたんだうえで最後にごみ袋にしまいます。
雨に濡れた状態のまま帰宅して放置してしまうと黒カビが発生したり、加水分解したりとテントの状態が悪化して壊れやすくなってしまいます。
家に帰った後はできるだけ早く天気が良い日に、庭やベランダなどで天日干しして乾かすようにしましょう。
チェックアウトまでに雨が止む予報がでているのであれば、最後のテント・タープ撤収をギリギリまで待つというのも手です。チェックアウトまでに晴れ間が期待できる場合は、撤収までの間に日干しして乾かしてもいいでしょう。
全部片付けが終わってしまったけれどもチェックアウト時間まで時間がある、せっかくのキャンプなのにもったいないという場合は、すぐ片付けられるバーナー・ケトル・コップを用意してコーヒーブレイクなんかはいかがでしょうか。
車の屋根の下、雨音を聞きながら優雅に飲むコーヒーもいいものですよ。
車のタイプによっては難しいと思いますが、窓をあけて雨音を聞きながら時間を過ごすのも良いと思います。
天気が不安定だった時の撤収ポイント、いかがでしたでしょうか。
こんなめんどくさい事考えずに行き当たりばったりでキャンプするんだ!という方もいらっしゃると思います。それはそれで撤収が大変になりますが楽しいので良いと思います。
いきあたりばったりと、余裕を持って事前準備する事。
せっかくキャンプを楽しむために来ているのですから、どっちのほうが自分の気持ちに余裕が持てるのかぜひ考えて選ぶと良いと思います。特に山の天気は非常に変わりやすいので、多少の気持ちの余裕は持ちたいですね。
雨や曇り予報のときはキャンセルが増えるため、人少なくなり良いテントサイトを使えたりとメリットもあります。
週間天気予報を見て、雨が振りそうだからキャンセルするかとなるのではなく、多少天気が悪くてもキャンプを諦めずにいられると、また新しいキャンプの楽しみ方が見えてくるのではないでしょうか。