ケトルにつけるだけでドリップポットに大変身!sosogu_極の実力を見た!

こんにちは、soratoieです。

コーヒー好きの方は特にキャンプ場では美味しいコーヒーを飲みたいですよね。朝日を浴びながら飲むコーヒーなんて最高です。

おいしいコーヒー注ぐ際のポイントとして特に有名なのが、お湯の注ぎ方。細くお湯注ぐことで望んだ部分にお湯を通し、コーヒー成分を抽出する事ができます。

キャンプではお湯を注ぐときにケトルを使うのが鉄板かと思いますが、このケトルの注ぎ口のままでは細いお湯を注ぐことはできません。

他の手段として、シェラカップでなんとかしようとしても、こんな感じになっちゃいます。

もちろん、これはこれで不自由を楽しみ、最低限の持ち物でキャンプを楽しむ醍醐味であるのは間違いないと思います。

ですがお湯を細く出す事で、コーヒーの粉全体にお湯が浸透しコーヒーの成分がまんべんなく抽出できるので、美味しくコーヒーを淹れる事ができます。

キャンプ場でもこだわりを持った美味しいコーヒーを飲みたい、そんなコーヒー好きな方のキャンパーさんにオススメできるのが、今回ご紹介する『sosogu_極』です。

この記事はこんな人におすすめ
  • キャンプでのコーヒーを楽しみにしている人
  • コーヒーを美味しくいれる事にこだわりたい人
  • 細いお湯で淹れたコーヒーが好きな人

『sosogu_』とは

『sosogu_』シリーズはinstagramで活躍されている@taka_azさんが考案され、オリジナルで開発されたケトル用の注ぎ口です。
元々は個人で使う前提で作られていたのですが、口コミで話題となり商品化したそうです。

その便利さから、最近では多くのキャンプギアのお店で取り扱いが増えているようで、私も取り扱われていた店舗で購入させていただきました。

sosoguの名前の後に『_』が入っているのが正式名で、「細い線のように湯を落とせる」ことをアンダーバーで表現しているそうです。名前にも拘りを感じますね。

sosogu_極

『sosogu_極(きわみ)』は、細くお湯を落とすことのできるレギュラータイプのsosogu_より、更に細い注ぎ口で極細ドリップを実現した商品です。

スペック

全長サイズ:60mm
重量:6.0g
材質:栓(シリコン)注ぎ口(ステンレス)
製造国:日本

sosogu_シリーズはケトルの注ぎ口にサイズをあわせた展開がされていて、下記のように栓の直径によって使えるケトルが異なってきます。

購入する時は自分のケトルが何なのかを確認するか、もしリストになければ実際に注ぎ口のサイズを図るのがオススメ。

商品名栓直径(約)主な対応ケトル
sosogu_ XS 極(XSサイズは極のみ)11〜13mmPRIMUS ライラックケトル
sosogu_ S、sosogu_ S 極13〜16mmEAGLE Products キャンプファイヤーケトル 0.7L
UNIFLAME 山ケトル 0.9L
trangia オープンファイアケトル 0.9L
Nordisk アルミニウムケトル
sosogu_ レギュラー、sosogu_ レギュラー 極15〜18mmtrangia ケトル 0.5L 0.9L 1.4L
Coleman バックアウェイケトル
MINIMAL WORKS MINI KETTLE BOGUE
sosogu_ L、sosogu_ L 極17〜20mmEAGLE Products キャンプファイヤーケトル 1.5L
スマホの場合は表をスライドしてみてください

実はこの他にも真鍮製の『金のsosogu_』シリーズが販売されていたのですが、売り切れていて購入する事ができませんでした…残念。

真鍮だと色合いが変化するのもまた面白いですよね。

開封

それでは早速開封していきましょう。

中に入っているのは、シリコン製の栓とステンレス製の注ぎ口が一体化したsosogu_極。
それと注意書きの至ってシンプルな内容です。

記載の通り、まさにケトルをドリップポットにするパーツですね。

取り付け

ではさっそくケトルに取り付けていきましょう。
注ぎ口部分に、シリコンのキャップをはめ込みます。

シリコン自体に柔軟性があるのと、栓自体も直径がだんだん太くなっていく形になっているので、ある程度注ぎ口のサイズに合わせてはめる事が可能になっています。

ということではめ込んだのですが、trangiaのケトルの場合ちょうど取っ手の金具が重なる位置に来ていたため、少し干渉してしまい入れ込みづらかったです。

とはいえケトル側の問題ですし、他の方の写真をみてもそのような感じだったので、そんなもんなのでしょう。

これで取り付け完了です。

sosogu_極 VS 珈琲考具 ツードリップポットPro

ケトルに取り付け終わった『sosogu_極』ですが、一体どこまで細くお湯を注ぐことができるのでしょうか。

そこで今回、細くお湯を注げる事で個人的に有名なドリップポットである、珈琲考具さん『ツードリップポットPro』さんにご登場いただきました!

ツードリップポットProはS字形状の注ぎ口から、極細に注げるだけでなく真下に注ぐ事ができる形状となっており、狙ったところにしっかりとお湯を注ぐことができるようになっています。

点滴のようにもお湯を落とすことができるので、湯量のコントロール能力も抜群。

我が家の主力として重宝しています。

ただ、持ち運びには嵩張ってしまいどうしても余計な荷物となってしまうため、キャンプに持っていった事はほとんどありません。

両者対峙します。

どちらも自分の方が細く注げるんだと言わんばかりのにらみ合い。

sosogu_極:(おいの方が細くお湯を落とせるけ)
※注:筆者の妄想です

ツードリップポット:(新入りの癖に生意気な、目にもの見せてやるわ)
※注:しつこいようですけど筆者の妄想です

はい。

にらみ合いもそこそこにして、早速それぞれを使ってコーヒーを淹れていきましょう。

比べてみるとどちらも細くお湯を落とすには十分な形に見えますね。

若干、sosogu_極の方が管の厚さが薄く、管の直径はsosogu_極の方が細いかも。

いい勝負が期待できそうです。

ツードリップポットでお湯を注いだ場合

まずは最大湯量で落としてみます。
注ぎ口自体の内径が4.5mmとなっているので、そのサイズ感でお湯が落ちていますね。

形状のおかげか、傾けても勢いよくお湯が落ちてこない印象です。

次が一番細くした状態です。

点滴にならないようギリギリのラインでお湯を落とすとこんな感じになります。

さすがに本職のドリップポットだけあって、持ち手による重心の調整がやりやすいので湯量のコントロールがしやすいです。

sosogu_極でお湯を注いだ場合

では次にsosogu_極で最大湯量で落としてみます。

こちらも勢いよくお湯が落ちてきます。

内径は図ってみたところツードリップポットと同じく約4.5mmです。

そしてこちらがsosogu_極で一番細い状態。こちらも点滴になるギリギリのところです。

もちろんこちらも点滴のようにお湯を落とすこともできますので、湯量のコントロールも可能です。

勝負の結果は…

ではどちらの方が細くお湯を落としているのか、画像を見比べてジャッジしてみましょう。

これは…際どい!

sosogu_極の方が細く見えます、がしかし写真の位置関係的にはツードリップポットが若干手前に来ているからとも思えます。

少なくとも明確な違いがある、というわけではなさそうです。

これはもう誤差の範囲ではないでしょうか。

ということで気なる結果は…『引き分け』とさせていただきます!

どちらも極細のお湯を注ぐには十分な性能をもっている事がわかりました。

むしろsosogu_極をケトルにとりつけるだけで、専用のドリップポットに劣らないお湯を落とせる事に驚きを隠せませんでした。

ただし、注ぐ際のコントロールのしやすさはツードリップポットの方に軍配があがると感じました。
もちろん元々がケトルという形状のためである事が理由なので、ケトルの形状にもよります。

違いはそれくらいで、それ以外明確に優劣はつけられませんでした。

という事で、安心してアイスコーヒーを飲めます。

気をつけるポイント

装着したまま火にかけるのはNG

キャップ部分がシリコン製になっており、耐熱温度としては200度までとなっています。

中に水が入っているとはいえ、火にかけると本体の熱さは非常に高温になります。

装着したままの状態で火にかけるのはやめておきましょう。

お湯が沸騰してからグローブ等を使ってはめるようにすると良いでしょう。

お湯の量

キャップの形を見ていただくとわかるように、取り付け位置などの関係から少量のお湯で注ぎ口から出すには、かなり傾けないと出てきません。

とはいえあまり傾けすぎると、蓋が急な角度で外れたりなどする可能性もあります。

ですのでお湯は少し多めに淹れておくのが無難です。キャップの注ぎ口より少し下になるくらいがちょうどいいでしょう。

まとめ

sosogu_極の実力いかがでしたでしょうか。

お手持ちのケトルにつけるだけでドリップポットに早変わり、しかも軽くて小さくて持ち運びも簡単と言えばキャンプに持ってこいです。

これで今度キャンプに行くときは安心して美味しいコーヒーが飲めそうです。

次回のキャンプが楽しみだ〜!